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クモニ83レポート(その9)車体のディテール

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)11時02分15秒
返信・引用
  車体の方のディテールを紹介したいと思います

 写真は上から2連窓、荷物扉、WC窓です。
 側窓は、クモニ83形では、R付の窓が印象的で、最初にKATOで発売されたクモニ83形もこの形態(83000~006)ですが、この形態だったのは800番台に限られ、0番台は全て角付の窓でした。
 荷物扉は、ドアノブの付き方と塗装が、どの部分が塗装で、どの部分が金属地かは、荷物車の現存車が少なくなっているので、模型製作の参考になるのではないかと思います。
 WC窓は原型はHゴム支持なのですが、直接取り付けに変わっています。「Hゴム」は、特に保存車両の管理に当たっては厄介なもので、ゴムの劣化「オゾン化作用」による弾性の低下と崩落が問題になります。あちこちの車でHゴムの劣化による窓の脱落が発生しており、以前にこの場で報告した小山の日酸公園のクモエ21では、Hゴムを廃して窓を直付けにしていました。クモニ83保存会の方でも、「Hゴムの管理」が問題であることをサイトの方で公表しています。
 
 

クモニ83レポート(その8)空気側の床下機器

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)10時50分1秒
返信・引用
  空気側は、立ち入りが仕切られていたので、遠景になります。

 AK-3コンプレッサーや、弱め界磁制御器、中間連結器等になります。
 この写真では「車号」が見えて、普通に「クモニ83006」と書いてありますが、RP17-6号の1985年の写真では、先に話題になった「クモニ83 006」と分けて書き込まれていることが確認できます。このため、検査標記は「忠実に再現した」と先に記述しましたが、車号の方は、「修正して」整備されたようです。
 

クモニ83レポート(その7)CS5主制御器、断流器、ATS-S車上子

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)10時40分56秒
返信・引用
  写真は、上からCS5主制御器、断流器、ATS-S車上子です

 CS5主制御器は、東芝府中工場にいたから、というわけではないのでしょうが、「丸に“芝”」のマークが印象的です。また、断流器とともに、カバーが木製です。新性能車になってからの新しい断流器では、動作するとこの部分からしばしば火花が噴き出すのを籠原駅での115系の増結作業で見ていました。
 ATS車上子は、床下機器のレイアウトがきついため、断流器の裏の部分に2つ並んで取り付けられていました。
 

クモニ83レポート(その6)抵抗器

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)10時31分30秒
返信・引用
  抵抗器は「冬仕様」でカバーが付けられていました。カバー付の写真は、現役時の荷物電車や新潟地区の70系でもあまり見ないので、珍しいものではないかと思います。
 写真下は減流抵抗器の半分サイズの抵抗器ですが、こちらは蓋が外されて中が見えていました。
 

クモニ83レポート(その5)MG等

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)10時21分2秒
返信・引用
  MG周りの写真です

床下機器は、Nゲージでは、最近ではBONA FIDE PRODUCTが自社の旧形国電キット用に各種の床下機器のホワイトメタルパーツを発売しており、セットとして荷物電車用(P12001)もあります。
 奥のMGと、手前のヒューズ箱等いろいろは小物の箱の写真ですが、光の加減で「木目」がよく見えます。材質は「ラワン材」のような感じです。
 

クモニ83レポート(その4)DT13台車

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)10時01分19秒
返信・引用
  写真上はDT13台車、中央はMT40モーターの装架状況、下は排障器の取り付け状況です。

 DT13台車は、東武7300形に装備のものをせんげん台で見ているのですが、「国鉄のもの」は、実はこれが初見参です。特に排障器の本体と取付け部の細部ディテールとして参考になるのではないかと思います。
 

クモニ83レポート(その3)連結器周りのディテール

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)09時53分22秒
返信・引用
  クモニ83006の連結器周りの写真です

写真上は連結器と胴受です。
 密着連結器は、新性能車とも連結するため、新性能車と同じものに交換されています。角を取った、新性能車で馴染みのもので、空気管は中央上下の2本とともに、上の左右の2本の計4本があります。旧性能車での後に同様の形態のものに交換された車がいますが、中央上下のものだけが機能し、左右のものはダミーになっています。

写真中央は電気側の空気管とジャンパ栓です。
 ジャンパ栓は、荷物電車は、改造当初からは、連結相手の変化や新旧自動切替装置との関連もあって、この部分の工事がしばしば行われています。写真の状態は、多数派ともいえるもので、KE70のケーブルが特徴的です。なお、クモニ83006は、現役時代の写真がRP17-6号別冊「国鉄型車両の記録 鋼製荷物電車」P97に掲載されていますが、この時と比べると、テールライト外側に3枚縦に並んでいる銘板が無くなっています。

写真下は検査標記です
 「60-2長野工」とありますが、上記RP17-6号別冊の1985年撮影とされている写真を見ると、標記の内容及びレイアウトはまったく同じです。このため、東芝府中工場に行ってもこの部分はそのまま残され、「ポッポの丘」に来てからの整備でも忠実に再現されたことになります。


写真下は、
 

クモニ83レポート(その2)東芝府中事業用車時代の装備

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月31日(木)09時02分19秒
返信・引用
  皆さんおはようございます 年の瀬ですがいかがお過ごしでしょうか
ポッポの丘のクモニ83を続報したいと思います

 クモニ83006は、東芝府中に入った時に前面の腰板中央に扉が追加されましたが、最初に見た時に扉はどうなったのだろうと思っていたら、反対側(前位)にこの扉がありました。扉の取り付けは前位側だけだったようです。
 他の装備を見てみると、こちら側は、ワイパーが運転台側だけに残っていて、助士席側は、取り付け部にカバーのようなものがついているだけなのが確認できます。このカバーは、ワイパーの振れ幅ほどの幅は無いように見えるので、ワイパーを撤去して取り付けられたようです。また、屋上を見ると、ホイッスルカバーが背の高いタイプであることがわかります。ホイッスルカバーは、115系に付いているような、コンパクトなものが付いている荷物電車もあるのですが、この背の高いタイプは荷物電車特有のもののようです。Nゲージのパーツとしては、タヴァサホビーハウスが発売しています。

 クハ103-525も、特有の装備が付いていました。写真中央は、公式側中央少し後ろの「半分の抵抗器」、写真下は非公式側後ろの「C-2000コンプレッサー」です。これらの機器は、モハ103,102に付いているものなので、クハ103-525には「1編成分の機器が盛り込まれた」と考えられ、佐久間レールパークにいた「クヤ165-1」と同じコンセプトだったと考えられます。
 

クモニ83レポート(その1)ポッポの丘の保存車両

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年12月28日(月)00時26分18秒
返信・引用
  皆さんこんばんは

昨日(26日)、千葉県いすみ市の「ポッポの丘」に保存されているクモニ83006を観察してきました。
 クモニ83006は、末期は北松本支区にいて、廃車後に東芝府中工場の構内車両となっていたのですが、最近になっていすみ市の「ポッポの丘」に移動したことを知ったので、観察をすることをかねてから考えていました。日程がなかなか都合がつかなかったのエスが、先日になってようやく足を伸ばすことができたものです。写真上がクモニ83006で、「ポッポの丘」のHPでも、保存会によって整備が行われたことが紹介されています。
 写真中央は、クモニ83006と同じく、東芝府中工場の事業用車両となっていたクハ103-525で、クモニ83006と同時にポッポの丘へ移動してきました。こちらは現在整備中で、さび止め塗装とパテ塗りが行われているところです。見分けがつきにくいですが、雨樋はさび止め塗装の赤色になっています。
 写真下は他の保存車両から、オロネ24 2です。末期は青森運転所で、「日本海」用になっていた車で、オロネ14,24形は大多数が個室寝台に改造された中で、プルマン式のA寝台として残った数少ない車です。
 クモニ83006とクハ103-525の床下を中心として観察してきたので、後程報告したいと思います。
 

読み方いろいろ

 投稿者:73おやぢ  投稿日:2020年12月20日(日)18時17分15秒
返信・引用
  みなさん、こんばんは。

形式の読み方に、正解はないようです。
まず、規程で用語の定義はあっても、読み方の定義はありません。
また、電車関係の従業員を養成するための通信教育教科書にも読み方の指示はありません。唯一、新性能車のハイフンの説明に、「の」と読むとの記述が一時ありましたが、執筆者の個人的見解であったのか、後年の改訂版では削除されています。

要するに「ななじゅうさん」でも「ななさん」でも、相互に理解でき、間違いが生じなければ問題にならない事柄と考えます。

次に個人的な経験を申します。小学生のころ唯一の情報源であった鉄道誌にはルビがないので、わが知識は「ななじゅうさん」式で構築され、友達との会話もそうでした。
それが中高生になって現場巡りをするようになり、「ななさん」に変わりました。とはいえ、現場が全て「ななさん」式だったわけではありません。弁天橋区の17m車は「じゅういち」や「じゅうろく」であり、「いちいち」や「いちろく」ではなかったからです。

大学時代は自動車とオーディオに首を突っ込みました。いっぱしのカーマニアを自負するとブルーバードやスカイラインといった車名ではなく、510(ごーいちまる)や110(いちいちまる)といった型式(かたしき)で会話をするようになります。メーカー側でも開発時のコードネームをそのまま車名とした、いすゞ117(いちいちなな)クーペの例もありました。友人との会話もさることながら、ディーラー、中古車センター、行きつけの修理工場などで直接会話する機会が多いという環境が、鉄道趣味との大きな違いなのかもしれません。

一方、オーディオはメーカーによって付番の基準(区切りの単位)がかなり違うので、結果的に使い分けていました。例えばアンプの場合、ヤマハはCA1000(せん)、トリオはKA7300(ななせんさんびゃく)、ソニーはTA1150(いちいちごーまる)、サンスイはAU-D607(ろくまるなな)と言っていたようで、切りのいい数字かどうかが関係していそうです。言い手側は簡潔で言いやすいこと、聞き手側は数字を容易に脳裏へイメージしやすいことが肝要で、これを踏まえての使い分けだったようです。

さて、「ななまんさんぜん…」式ですが、これは修車関係で使われたようです。例えば工場で当日の作業指示内容(ガリ版文書や職場の黒板など)に記載された5桁数字を称号規程を踏まえて順当に読んだ結果であり、そこには「何形の何番」という意識はないと思います。

電車区は基本的に「ななさん」式で、個体を特定するときは心の中でハイフンがあると仮定して(称号規程違反ですが!?)、クモハ73123であれば「ななさんの123」としていました。ちなみに123は「いちにさん」でも「ひゃくにじゅうさん」でもお好みに応じて、でした。いずれにせよ、この言い方はどこの電車区でも通用するオールマイティーでした。
では、電車区で「ななまんさんぜん…」式が全くなかったかというと、ごく稀にはあり、首都圏のクモヤ90形は若番が多くて数字の構成要素が単純だったので、「きゅうまんご」とか「きゅうまんきゅう」と呼ばれていました。

とまあ、いろいろ申しましたが、結果的には通じればよいということですね。



 

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