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横須賀線に残ったクモハ43,53形の方向:RM Library 250「横須賀線 70系時代(下)」より

 投稿者:原口 悟  投稿日:2021年 2月27日(土)22時48分21秒
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  皆さんこんばんは

先月に続き、RM Library 250「横須賀線 70系時代(下)」が発売になりました。その中で、以前この場で話題になった、飯田線のクモハ50002の「床下機器の配置」の由来に関係する、「横須賀線時代のクモハ43,53形の方向」について、若干の手掛かりがあったので報告したいと思います。

 P3から「13. 基本編成の方向と日中の区間運転」として、1959年2月改正での、6両編成への変更と日中の逗子―久里浜間区間運転の始まりについて記述された章があります。この中で、先頭車が「下り方(偶数車)が不足」したと記載されています。文脈では、6両編成化に関連して、偶数向き先頭車が不足したように書かれているのですが、おそらく、この後に記述されている、区間運転の始まりによる、一部6両編成の「TcMTsM+McTc」編成化の方が関連が深いと思われます。
 クモハ50002の方向については、「偶数車でありながら、床下機器が奇数配置であること」が何故なのか、が話題になったのですが、上記の区間運転開始のため、McTc編成を作るためにクモハ43,53形の方向をそろえたのではないか、という説が出され、この頃、伊東市区に転出した車との間で、偶数向きと奇数向きのクモハ43型の相互転属が行われて、偶数向きの車が田町に集められたような動きがあることが紹介されました。最終的に田町に集まったクモハ43,53形は、43002(51200), 43008(51202), 43014(51204), 43024(51026), 43032(51208), 53002(43018, 50000), 53003(43021, 50002), 53004(43020, 50004), 53005(43001, 50006), 53006(43012, 50008)の10両で、クモハ43形は偶数車で揃い、クモハ53形は53003, 005の2両が奇数車で残りました。この残った奇数車が方転工事されたのが、クモハ50002の床下機器配置が奇数配置である由来です。
 車号から見るると、もう1両、鶴見事故車であるクモハ50006(元クモハ53005)も床下機器が奇数配置であることが予想されるのですが、その証拠がP41の鶴見事故の写真で確認できます。「クモハ50006」という車号の直前までの車体が事故の衝撃で消滅しているのですが、「クモハ50006」の車号の下にCS5主制御器が確認できます。これが、クモハ50006が床下が奇数配置であった証拠になります。

 関連して、クモハ50006の改造前のモハ53005の写真がP32に掲載されています(1955/8/14 逗子駅で撮影)。更新修繕の前で、まだガーランドベンチレーター、げんこつ型尾灯で、駅のレイアウトから、この時は上り向き(奇数向き)であることがわかります。また、配管が、母線が公式側に降りる「逆配管」であることと、屋上配管にカバーが付けられている、古い形態が残っています。
 また、P5に1959年12月5日に蒲田―川崎間で撮影された、「モハ43形」先頭の横須賀線列車の写真が掲載されていますが、この車は、床下機器と配管が奇数配置で、下り側(偶数向き)先頭なので、奇数車の方向転換車とわかります。このため、写真の解説には「モハ43形」とあるのですが、実際は(昭和34年改番の後で、記号、番号の書き方も改番後のレイアウトなので)クモハ53003,005のどちらかです。

 クモハ43,53形が横須賀線に残ったもう1つの理由として、両書籍では記述されていないのですが、「サハの存在」があると思われます。両端Tcで2等車が入った6両編成を組むと、「TcMTSMMTc」となり、サハが入る余地が無くなってしまうのですが、サハ48形が残っているため、サハを組み込むためにクモハが必要になります。P41に記載されている「鶴見事故の編成」でも、「クハ76303-モハ70033-サロ85020-モハ70079-クモハ50006-クハ76069」の、区間運転編成を組み込んだ編成とともに「クモハ51204-サハ48029-サロ75016-モハ70094-モハ70042-クハ76039」の、クモハとサハを組み込んだ編成があり、両編成から「偶数向きのクモハ43,53形が集められた理由」が伺えます。

横須賀線の自動車輸送貨物について
 同号のP39から「24. 自動車輸送と鉄道貨物」の章が立てられ、日産自動車追浜工場からの自動車輸送が紹介されています。日産自動追浜工場近くの職場への通勤で「現在の自動車輸送」を見ているのですが、たまに追浜駅前で自動車輸送トラックを見ており、トラック輸送も行われていますが、主力は船舶輸送になっています。職場の隣の埠頭に1日1回、大型の自動車運搬船が来て、wikipediaにも項目のある北星海運所有、日藤海運運航の「日王丸」、「日清丸」、プリンス海運の「白虎」3隻の船がローテーションしています。日藤海運のHPを見ると、船の運航スケジュールを見ることができるのですが、追浜と、神戸、岡山の玉島、北九州の苅田を回っています。ちなみに「プリンス海運」は、かつての「プリンス自動車」が自社の自動車輸出に関連して設立した法人で、プリンス自動車が日産自動車に合併した後も、かつてのプリンス自動車の社紋が入った「ファンネルマーク」とともに「プリンス」の名を残した存在となっています。
 
 
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