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NEKO Puiblishing「国鉄72・73系電車」発売

 投稿者:原口 悟  投稿日:2020年 7月 3日(金)00時06分6秒
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  皆さんこんばんは

NEKO Publishingより「国鉄72・73系電車」が発売されました。編者の宮下さんは、NEKOより「写真で綴る飯田線の旧形国電」や、RM Archivesの旧形国電等のシリーズをまとめている方で、今回の73形を特集するに当たって、芝生さんや田中さん、元関西旧国利用さん他、私も何度かお会いしたことの有る方を含む多くの方々より資料を結集し、73形電車の「個体差」及びその由来が記載された、「73形特集の決定版」ではないかと思います。
 今回の本は、「模型製作の資料集」を目指したとのことで、細部変化に注目した資料収集と記載が重視されている他、履歴簿も注目で、コロタン文庫「ブルートレイン全百科」の寝台特急用客車の所属記載で初めて採用された、「年度初めごとのすべての車の配属区を一列に並べた」記載方式が1957年から80年ままとめられています。「1980年まで」なのは、73形最後の転属は、1980年4,5月のクモハ73043、クハ79939で、これ以外の1957年以降の全ての移籍が確認できることになります。

 前面の変化が写真とグラフィックの両方で記述されているのも注目点で、先日話題にさせていただいたクモハ73064も記述(写真:P61, 沼津機関区で1979.5.5撮影)されています。次のページに全く同じ形態のHゴム窓改造車のクモハ73189が掲載(淀川電車区で1973.4.4撮影)されており、両車は近い時期に前面工事を受けたのかもしれません。
 富山港線関係では、「富山港線形前面」のクモハ73305の写真がP62に(1970.7.13撮影)、富山港線形前面から全Hゴム窓に改造されたクモハ73363の写真が次頁に掲載されています(1974.8.20撮影)。クモハ73305は、避雷器が箱型のLA12であることが確認でき、HP「懐かしのAll Color The電車」掲載のクモハ73305に同定した車両と同じであることから、こちらの写真も確かに同じ頃だと確認できました。また、クハ79形では、クハ79220の写真がP112に2枚掲載されており、1973.11.25撮影の写真では前面に箱サボ枠があります。これにより、同車が箱サボを残していた時期の限界が後ろに下げられ、撤去が行われたのは、1973年11月25日から1974年9月24日(以前のこの場の「特発予備」で掲載された1974年9月24日の富山港線訪問記より)の間の10か月に絞られました。
 富山港線のカラー写真は、P13に1974年8月20日撮影の写真が掲載されており、クモハ73363と、まだ茶色のクモハ73117が並んでいます。

 コラムでは、「窓回りの寸法の違い」(P129)で、窓と、シル、ヘッダーのレイアウトが記述されています。単純化すると、戦中製の車、戦後の63形、モハ72500台以降の違いで、戦中型に関しては、私も、クハ79形が少し違うことを、RJ84-8号の可部線73形の小特集で知ってはいたのですが、モハ63形、サハ78形も同一寸法で、戦後に量産されたモハ63、サハ78形とは異なることが記述されています。
 また、昭和31年型の鋼製雨樋についての記述(P139)では、前照灯埋め込みと同時期の屋根の曲率変更と鋼製雨樋化について記述されており、かなり昔にこの場で話題になった、「鋼製雨樋化がメーカーによって時期が異なったこと」が記述されています。また、曲率も一様ではなく、日車(支店)製は他のメーカーとは微妙に異なることが記述されています。同ページではベンチレーターについても記述されており、この場で「第3のベンチレーター」と呼ばれた、旧形ベンチレーターに傘を付けたものについての記述があります。これまで模型誌では何度か紹介されていますが、車両特集としては初めての記述ではないかと思われます。
 クハ79形では、RP17-11号で、クハ79332,334の前面の助士席窓の「木枠の下降窓」が「汽車東京支店で製造されたことによる特徴」(P47)が、同誌のP26に新製間もないころのクハ79334の写真が掲載されており、この窓は「Hゴム支持であることが確認できることから、否定できることがこの場で紹介されましたが、今回発売の本では、P115に写真があり、「何らかの理由で交換された」と、新製からの特徴という記述ではなくなりました。

 P162,163には編成例があり、変わったものとして、先日クモハ73064関係で話題にさせていただいた、1974年10月の北総電化に当たっての、関西から関東への転属回送列車の編成記録が紹介されています。白い陽さんより教えて頂いた、クモハ73064が転属した、1974年4月2日の編成が記載されており、クモハ73064が入っています。この編成は

クモハ73063 - クハ79393 - クハ79397 - クハ79407 - クモハ73064 - クモハ73116 - モハ72564 - サハ78016 - モハ72566 - モハ72530 - クハ79424

という、営業運転では見られなかった「11連」で運転されたことと、同じ方向の先頭車数段重ねが注目されます。
 
 
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