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すぎたまさん、34036さん、皆さんおはようございます
断路器と配管について
断路器とパンタからの配管の関係は、以前に母線が空気側、空気管が電気側に降りる配管(私がこの場で「逆配管」と呼んでいるもの)に関連して話題になったことがあります。新製車では昭和27年までの車、(証拠写真としては、RP00-5号の73系特集で掲載されたモハ72505の新製当時の写真、遅くまで残った車としては、モハ70形昭和27年度車の70043~048、「電線管2本」がわかるのは落成当初のモハ71001など)、更新修繕車では、先に話題にした、クモハ51001~010や、クモハ73形吹田工場更新車など)で、当時も、「母線が下りた、最初に接続されるスイッチが、空気側の方に寄ったところにあったため、空気側に母線が降りたほうが経路が短くなる」との考えが出ました。この時も情報をまとめて下さったのは73おやぢさんで、新製、更新の当初は関東、関西両方とも「逆配管」だったのが、関東の方は早期に修正したのに対し、関西は遅くまでそのまま残った、との話も伺いました。東鉄の配管の修正は、34036さんご指摘の「断路器をM.S.とB.Sをまとめてひと箱にした」工事を(次の全検時か?)追加施工した事が考えられます。となると、クモハ73形で「逆配管」で残った車(仙石線のクモハ73011など)に断路器の違いが見つかるかもしれません。
TR11台車と同時期の古典台車について
台車の「軸箱の蓋」は、幌内と小樽の保存車の「アーチバ台車」でも違いがあったことに気づきました。平軸受の軸箱の蓋は「1枚板で両側にネジ止めの耳が付いている」ものがポピュラーですが、この中で、小樽の「キ800」の台車が軸箱蓋にリブが付いた古典的なものでした。写真上は、幌内と小樽の保存車のうち、アーチバ台車を履いていた車から、台車の写真を集めたものなのですが、このうち、「キ800」が、TR20よりもさらに古典的な台車であることに気づきました。訪問した時は「TR20」かと思っていたのですが、キ800の台車は、「軸箱の蓋」が違う他、「枕ばねがコイルばね」で、昨年紹介した、熊本電鉄の長物車ナ1のアーチバ台車によく似ており、「TR16」とされるグループの台車かもしれません。
写真中央は、キ800の台車の軸箱の写真で、蓋は、一般的な平軸受の台車とは全然違う構造で、下でネジ止めするほか、上から板バネで支持されています。
写真下は、「木造客車」関連で、「北海道博物館」に展示されていた、「大正末期の客車の車内風景」を再現した1/1ジオラマです。幕板に書いてある車号は、「ナハ24892」と書いてあり、ナハ22000系をモチーフとしたものです。北海道なので、写真中央に「ダルマストーブ」があります。
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