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混同があるのだと思います

 投稿者:すぎたま  投稿日:2017年12月30日(土)22時12分46秒
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  原口さん、みなさんこんばんは。

鉄道ファン63年1月号を取り寄せ、当該記事を見てみました。
結局それからわかったことは、
1.レイルの記事も、鉄道ファンの記事も、沢柳健一氏の記事である。
2.基本的に鉄道ファンの原稿を、写真もそのままに17年後再録したのがレイルの記事である。
…ということです。したがってソースは全く同じです。

それで、戦災台車を装備して落成したモハ63(制御車、付随車代用車も含む)の台車を補強・交換し、その工事は昭和24年までに一応の終了を見た、という旨の記事が両方(鉄道ファン63年1月号・通巻19号と、レイル80年夏号)に載っているわけですが、沢柳氏が書いた「単に平軸をコロ軸に変えただけのもの」という記述が仮に正しいとすると、私が前述したように大改造になってしまう工事が、実際に行われたように書かれています。
しかしこれは、氏の記憶違いか、もしくは新製台車に交換したものを混同しているのではないかと思われるのです。
その証拠としては、
1.当時DT12の無印にはまる小形のコロ軸受けは未開発だった。わずかにTR23C台車で試験はされていたが、量産に至っていないし、軸受けフタの形状が当時のDT13台車や、DT12A流電系タイプと異なる。
2.鋳鋼の軸箱守にDT13用のコロ軸受けを入れるのは、事実上技術的に無理である(鋳鋼なのでその部分全交換しかないと思える)。
3.何より、原口さんが列挙されたように、DT12無印タイプの台車が多数残存していることと矛盾。「一応の完了を見た」のであれば、戦災台車であっても見かけ上DT13同形に全車なっていなければおかしい。
…ということなどから、これは次のようなことなのではと推定します。
1.DT12、TR23の無印戦災台車は、亀裂や変形の大きい物については、新台車DT13と交換された。これにより外見上平軸受けがコロ軸受けに変わったのを、「改造」と誤認。
2.亀裂や変形がほとんど無いものについては、当面使用することを目的として各所に補強工事を行った。例えばあて板溶接など。これがDT12無印系台車が残存する結果を生んだ。
3.DT12Aの名称は、現場でそのように呼ばれていたのみであって、国鉄の正式な形式名ではなく、現場も広範囲に及ぶため、区所によっては流電系DT12Aの存在を失念していた?。
4.あるいは、時期的にまだDT**という形式では呼ばれていない時期なので、戦災台車と交換されたTR25A→TR35→DT13台車を、沢柳氏がTR25A=DT12Aと混同した(している)。
…というようなことなのではないでしょうか。

旧形国電研究において、避けて通れない「神様のような」存在の沢柳氏ですが、72970番台、79600番台を「台枠新製」と書いてしまい、それが通説になりかけるなど、記憶が不確かで書いている記事もあると考えられます。人間ですから、誤認や誤記があるのは仕方ありませんが、そういうこと(誤記や誤認)もありうるという前提で、後年の研究者は考察しなければならないという実例ではないかと思う次第です。

失礼いたします。

http://princesscomet.net/

 
 
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