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熊本レポート(その4)御代志駅の菊池方面廃線跡と現在の御代志駅

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年10月 1日(日)20時31分31秒
返信・引用
  21日は現在の終点の御代志駅まで足を伸ばしました。

 御代志駅は1985年の区間廃止で終点になったところですが、ホームの半分をバスを横付けできるバス停にしており、2年前の2015年に訪問した富山ライトレールの岩瀬浜駅に似ています。このため、終点にしてはかなり簡素な駅に感じたのですが、調べてみると区間廃止よりもずっと前(昭和38年)に交換施設を廃止して棒線駅になっていたようです。また、バス接続のための整備は区間廃止のすぐ後の昭和61年に行われており、むしろこちらが元祖です。
 御代志駅から北へは菊池方面への廃線跡が確認できました(写真中央)。この右側の広場には木製の枕木が山積みになっており、「¥4000」との書き込みがあります。書き込みのチョークは新しく、最近の書き込みで、多分1本4000円です。古枕木は、家庭用としては花壇の仕切り、シダや洋ラン等の着生植物を貼り付けるものとして需要がありますが、防腐処理(主にクレオソート)をしているため、注意が必要と聞いたことがあります。
 
 

熊本レポート(その3)熊本電鉄の元南海22000形と銀座線01系

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年10月 1日(日)20時04分37秒
返信・引用
  熊本電鉄では、他に元南海22000形と元東京地下鉄銀座線01系がいます。

 元南海22000型は、中央への扉の新設と運転席側の扉の移設を行っており、レイアウトがかなり変わっています。当日は上熊本―北熊本間の区間運用に入っていました(写真上)。
 元銀座線01系は2本が入っていますが、当日は本線にくまモンラッピング車が入っていました(写真中央)。1435mm軌間の第3軌条集電から1067mm軌間の架空集電へ変わったため、かなりの大改造になっています。パンタグラフがかなり内側に付いているように見えますが、クーラーをよけたためと考えられます。また、熊本電鉄所属車は全てワンマン運転のためのバックミラーを付けているのですが、01系に付いているものはアームが長く、かなり目立ちます(写真下)。
 

熊本レポート(その2)熊本電鉄の元都営三田線6000系

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年10月 1日(日)19時44分2秒
返信・引用 編集済
  現在の熊本電鉄は元都営三田線6000系が主力です

 熊本電鉄では2両編成を組んでいますが、形態は分散型クーラー(写真上)とJR東日本のAU712クーラーに似た集中型クーラー(写真中央)に分かれます。秩父鉄道の元都営6000型は全て集中型クーラーのため、熊本の集中型クーラーの車は目新しいものでした。外見では、ワンマン運転対応の扉の締め切り、入口、出口表示の追加が目立ちます。
 元都営6000形は5本がいるのですが、1本は2014年に事故にあって床下機器を損傷しており、現在も運用を外れています(写真下)。また、川重のefWMNG台車を装備した車はちょうど運用を外れており、東急5000系の後ろで車庫に入っています。
 

熊本レポート(その1)熊本電鉄の元広浜社型と東急5000系

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年10月 1日(日)19時18分34秒
返信・引用 編集済
  皆さんこんばんは

熊本レポート
 9月20日から23日にかけて用務で熊本へ出張していました。現住地からは1000km以上離れている遠隔地のため、この機会に熊本の鉄道を訪問してきました。特に熊本電鉄には見るべきものが多かったので報告したいと思います。

 熊本電鉄には、21日の朝に訪問しました。
 熊本電鉄には、現在の可部線である広浜電鉄の買収国電であるモハ71が現在も残っていることで有名です(写真上)。12m級の車体はかなり小柄で、それに対して台車はブリルタイプの軸巨がそれなりにある「鉄道タイプ」の台車であるため、床下機器のスペースがかなり窮屈です(写真中央)。パンタグラフは古い私鉄車両で一般的なかなり小ぶりなものです。
 また、「最後の東急(旧)5000型」がいることでも有名です(写真下)。この車は2016年初頭に営業運転を終了し、その直後に「ブラタモリ」でタモリが運転をしたことでも知られています。窓の中の方向幕が「大井町」を表示しているのが注目です。
 

モハ72000台の形態など

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月30日(土)00時47分42秒
返信・引用 編集済
  皆さんこんばんは
高尾山麓住人さん、お久しぶりです

モハ72000台全金更新車の形態分類
 RP17-11号では、全金更新車についてまとまった記述と写真紹介があったため、以前この場で紹介したモハ72000台全金更新車の形態分類のいくつかの空白が埋まりました。最新版の形態表を紹介したいと思います。ちなみに、72系のアルミサッシ車や、サハ78500台の形態等、多くの話題が2014年4月にこの場で展開されており、現在、「前のページ~次のページ」のだいたい140番辺りから130番辺りで見ることができます。

車両番号 S45.4.1配属 S49.4.1配属 廃車 全金更新工事(RP00-5号) 全金更新工事(首都圏の72系) 全金更新工事(我が心の飯田線) 方向 通風器形態 雨樋縦管 キャンバス押え 側窓形態 妻面ステップ 備考・通風器改造
72001 浦和 津田沼 S51.11.20 S40.1.18浜松工 S40.1.20浜松工 S40.1浜松工 正方向 新型 有 有 丸 101系型
72004 松戸 津田沼 S52.3.16 S38.7.31幡生工 S38.7.5幡生工 S38.7.31幡生工 逆方向 旧型 無 無 角
72008 浦和 津田沼 S52.10.1 S38.11.18浜松工 S38.11.10浜松工 逆方向 新型 有 有 丸 101系型
72011 松戸 S48.10.13(クモニ83020) S40.4.14浜松工 S40.4.5浜松工
72014 浦和 津田沼 S51.6.15 S40.4.8浜松工 S40.4.12浜松工 S40.4浜松工(デジタル青信号) 正方向 新型 有 有 丸 101系型
72017 明石 明石 S50.6.20 S38.2.12吹田工 S38.2.13吹田工 S38.2.13吹田工 正方向 新型 無 有 角 72系型
72018 明石 明石 S50.9.26 S38.1.12吹田工 S38.1.14吹田工 S38.1.14吹田工 逆方向(*) 新型 無 有 角 S45~49の間にパンタ側後位に変更、シル、ヘッダー有
72021 明石 明石 S50.9.26 S37.10.22吹田工 S37.10.23大船工 S37.10.23吹田工 正方向 新型 無 有 角 72系型 吹田工の形態
72024 明石 明石 S50.9.26 S35.12.1吹田工試作 S35.12.12吹田工試作 正方向 旧型 無 有 角
72028 中原 津田沼 S50.12.22(クモユニ82005) S38.2.5大井工 S38.2.9大井工 S38.2.5大井工 逆方向 旧型 無 無 丸
72030 東神奈川 東神奈川 S50.3.8(クモユニ82000) S38.9.30浜松工 S38.10.23浜松工 S38.10.3浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72035 浦和 淀川 S51.9.21 S39.12.8浜松工 S39.12.9浜松工 S39.12浜松工 正方向 新型 有 有 丸 101系型 1位側最前位扉はプレスマーク付き
72041 浦和 津田沼 S51.6.15 S38.10.31浜松工 S38.11.1浜松工 S38.10.30浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72042 浦和 明石 S50.9.26 S40.3.24浜松工 S40.3.24浜松工 逆方向 新型 有 有 丸 101系型
72045 東神奈川 S47.12.3(クモニ83819) S35.5.18大井工B工事 S35.1.29大井工B工事 正方向 旧型 有 無 3段窓
72050 中原 津田沼 S52.7.5 S39.7.11浜松工 S39.7.11浜松工 S39.7.11浜松工 逆方向 新型 有 有 丸
72057 中原 中原 S49.11.17 S38.9.4浜松工 S38.9.2浜松工 貫通扉無の記載
72059 中原 S48.11.30(クモニ83022) S38.3.30大井工 S38.3.8大井工 正方向 新型 無 無 丸 101系型
72062 中原 津田沼 S52.10.11 S38.7.27浜松工 S38.5.18浜松工 S38.7浜松工 逆方向 新型 有 有 丸
72063 東神奈川 東神奈川 S50.7.25 S38.8.23浜松工 S38.8.24浜松工 S38.8.23浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72066 松戸 広島 S51.7.28 S38.11.14浜松工 S38.11.29浜松工 S38.12.10浜松工 逆方向 新型 有 有 丸
72078 浦和 津田沼 S51.9.22 S38.10.22浜松工 S38.10.15浜松工 S38.10.22浜松工 逆方向 新型 有 有 丸
72079 浦和 明石 S50.7.25 S39.12.3浜松工 S39.12.3浜松工 S39.12浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72082 高槻 高槻 S50.11.5 S37.11.14吹田工 S37.11.15吹田工 正方向 新型 無 有 角
72084 高槻 高槻 S51.2.20 S37.12.25大井工 S37.12.26大井工 S37.12.26大井工 逆方向 旧型 無 無 丸 角に強いR付
72085 下十条 津田沼 S51.11.20 S39.1.17浜松工 S39.1.18浜松工 S39.1.17浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72086 鳳 鳳 S51.6.15 S38.3.30大井工 S38.7.23大井工 S38.7.23大井工 逆方向 旧型 無 無 丸
72088 松戸 津田沼 S50.2.13 S38.11.25浜松工 S38.3.26浜松工 DT12装備
72092 浦和 淀川 S51.9.1 S39.12.24大井工 S39.10.6浜松工 S39.12浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72098 S43.2.28(クモニ83005) S35.5大井工C工事 S34.12.2大井工C工事 逆方向 新型 有 無 3段窓
72099 浦和 津田沼 S49.11.17 S40.3.27大井工 S40.3.27浜松工 DT12装備、貫通扉無の記載
72101 浦和 津田沼 S50.2.13 S40.3.27大井工 S40.3.28浜松工 DT12装備
72102 中原 津田沼 S51.11.27 S37.11.15大井工 S37.11.13大井工 S37.11.16大井工 逆方向 旧型 無 無 丸 空気管は真直ぐ下に降りる
72106 東神奈川 東神奈川 S50.7.25 S38.12.25浜松工 S38.12.18浜松工 正方向
72108 鳳 鳳 S51.6.15 S35.6.15大井工B工事 S35.2.4大井工B工事 正方向 新型
72110 高槻 高槻 S50.9.10 S37.12.22吹田工 S37.12.24吹田工 S37.9.20吹田工 戸袋窓基準で逆方向(*) 新型 無 有 角 72系型 2位側前から2番目の扉はプレスマーク付
72111 浦和 津田沼 S51.9.22 S37.10.18大船工 S37.10.15大船工 S37.10.18大船工 正方向 旧型 有 有 角
72126 浦和 津田沼 S51.8.7 S40.2.19浜松工 S40.2.24浜松工 正方向 貫通扉無の記載
72131 松戸 津田沼 S51.11.5 S38.3.19大井工 S38.5.1大井工 S38.3.19大船工 正方向 旧型 有 有 角 大船工の形態
72138 浦和 淀川 S51.10.7 S40.1.8浜松工 S40.1.8浜松工 S40.1浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72143 下十条 津田沼 S50.6.7 S38.2.4大船工 S37.1.17大船工 S38.2大船工 正方向 旧型 有 有 角
72147 下十条 津田沼 S51.11.20 S38.10.10浜松工 S38.10.13浜松工 S38.10浜松工 正方向 新型 有 有 丸 貫通扉無の記載
72157 浦和 淀川 S51.7.20 S39.11.21浜松工 S39.11.21浜松工 S39.11浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72165 浦和 淀川 S51.10.18 S40.4.20浜松工 S40.4.20浜松工 S40.4浜松工 正方向 新型 有 有 丸
72181 浦和 津田沼 S51.8.7 S40.2.2浜松工 S40.3.24浜松工 貫通扉無の記載
72213 高槻 高槻 S50.2.1 S35.6.30吹田工試作 S36.7.4吹田工試作 正方向 新型 無 有 角
72227 浦和 津田沼 S51.6.15 S39.8.27幡生工 S39.8.30幡生工 S39.8.27幡生工 正方向 旧型 無 無 角
72249 淀川 S52.6.24 S38.7.12幡生工 S38.7.12幡生工 S38.7幡生工 正方向 新型 無 無 角
72263 松戸 津田沼 S50.3.1(クモユニ82002) S35.3.31大井工A工事 S34.11.20大井工A工事 正方向 新型 有 無 3段窓 72系型 ベンチレーターを後に前から3,4,5番目を旧型に交換か?
72289 松戸 津田沼 S51.9.22 S41.3.29浜松工 S41.3.18浜松工 S41.3浜松工 正方向 新型 有 有 丸

データは「タブ」区切りになっているので、コピーしてそのままexcelシートに貼ると表形式になります。
今回の新発見はモハ72059(P56)、モハ72098(P42)で、両車とも写真を初めて見ました。特に、モハ72098が「逆向き」であることが分かったことが大きいです。

写真上は以前製作した模型から、「異形の全金更新車」となったモハ72110とモハ72018です。どちらも「前位」を手前に向けているのですが、両車とも元々は「逆向き」だったため、「補正」が働いて異様な形態になりました。
写真下はクモハ73形の全金更新車で、左は試作更新のクモハ73233、中央はシル、ヘッダー付きのクモハ73359、右はノーシルノーヘッダーになったクモハ73049です。京阪神緩行線にには73系のなかでも異形の車が集まっており、他にも興味深い形態の車が多く、製作してみたい車がいます。

DT14,15について
73おやぢさん
 DT14,15台車装備車についての情報をありがとうございます。モハ63型は落成年月日の他に「旧型国電車両台帳」に電装年月日の記述もあり、これらの情報も盛り込んで、長穴と丸穴の変遷等考察してみたいと思います。

モハ63由来車の車体の状態について
 モハ63由来の車はかなり早い段階から台枠の劣化に悩まされたようで、「首都圏の72系」では台枠補強工事をした車がかなりの数記載されており、早い車では昭和29年(新製から7年程度)に工事が施行されています。早期廃車のDT14装備車では72220: S30.1.20、72233: S32.3.6の記述がありました。また、RP17-6別冊「鋼製郵便荷物電車」で、クモユニ74形の改造の時、「台枠は亀裂やゆがみの補修及び枕梁部の補強を行い」とあり(P30)、台枠の補修にけっこう手をかけているようです。

ネガカラーについて
高尾山麓住人さん
 ネガカラーの「カラーの維持」ですが、ちょうど写真の頃(1983年)だったか、当時のサクラカラーより経年変化を抑えた「百年プリント」が発売されたことを思い出しました。私はリバーサルフィルムは使ったことは無いのですが、一段階世代が上になると発色及び色の維持に一日の長があるリバーサルフィルムの方が馴染みの方が多いようです。
 写真フィルムなのですが、私のもう1つの趣味でもある「天文」の分野では、暗い天体を撮影する為に「感度」を追求する形で写真技術の開発が行われているのですが、「フィルム」とともに「冷却CCD」の開発が急速で、2000年代に入って急速にフィルムからCCDへの移行が進み、誠文堂新光社の「天文年鑑」での写真撮影データの紹介が、2008年版までは「フィルム」の情報が掲載されていたのが2009年版から「冷却CCD、デジタル一眼レフ」の情報に切り替わっています。
 

フィルム補正事例

 投稿者:高尾山麓住人  投稿日:2017年 9月29日(金)22時46分40秒
返信・引用
  引き続き失礼します。
ちなみにどの程度補正可能なのか、本当に読むほどの価値があることが書いてあるのか、と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、私の行った補正事例のサンプル画像をアップさせていただきたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/

 

黄変フィルム補正に関する記事

 投稿者:高尾山麓住人  投稿日:2017年 9月29日(金)22時29分52秒
返信・引用
  『我が心の飯田線!』掲示板参加者の皆様、ご無沙汰しています。

 ところで、こちらの掲示板にいらっしゃる皆様で、昔のネガカラーフィルムをスキャンしたところ黄変して頭を抱えた、という経験をお持ちの方は多数いらっしゃるのではないかと拝察します。特に非常に困るのが、画像が不均等に黄変していて、画像処理ソフトで、トーンカーブをいじったり、レベル補正を掛けても、こちらが立ってもあちらが立たず状態で泣きたくなる、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 でネット上では黄変の補正方法を論じても、この不均等な黄変の補正対策について論じられた記事がほとんど見当たりません。あってもPhotoshopの自動選択を使って、その部分だけレベル補正を掛けてみては... ぐらいかと思います。

 で、ちょっと私のブログで Photoshopを使った黄変補正についてまとめてみました。また不均等な黄変対策についても論じています。ちょっと長い記事ですが、もしよろしければご覧いただき、わかりにくい点等、ご意見をいただけますと幸いです。記事のURLは下記の通りです。またGIMPを使った方法についても近日中に、アップしていく予定です。

「黄変したネガフィルムスキャン画像をPhotoshopを使って修正する」
(1)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/01fd817e2d0eeaca52a2fdf6e7ac43c6
(2)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/5c335015f3aaa1dba0b11b68e23bc37c
(3)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7eb3ade773bf9fa853aae3cabe78ed89
(4)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/595b996085188af62b61d36f32ffbf7f
(5)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/9455b06232b4345c5ae241b93da61946
(6)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7a78b75bd7c6573696beafe9a1a5e4fa
(7)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/484e49d09744a96456e94bdeae470845
(8)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/abef48879db7dce35dfd7dbf272456e7





http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/

 

モハ80昭和30年型の簡易運転台など

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月28日(木)01時21分48秒
返信・引用 編集済
  皆さんこんばんは

モハ80昭和30年型の簡易運転台について
白い陽さん
 私の方でもRF17-11号80系の記事のモハ80107の「簡易運転台存在を示すもの」を確認しました。簡易運転台が付いているのは「前位」で、RPアーカイブスセレクション34「湘南電車時代」P70の昭和30年8月20日撮影の写真で示される、TcMMTcの下り側にMTcを増結した編成とも整合性が有ります。簡易運転台の付き方は、「標識灯(入換表示灯)は向かって右側に付いている」「簡易運転台の付いている妻窓は原型のまま」「ヘッドライトは付いていない」で、後のモハ80300台の簡易運転台とは逆になります。また、同時期のモハ80,72型の簡易運転台の「妻窓をHゴム支持に変更している」とも異なっており、以前話題になった「新製時からか、後から取り付けか」という問題に対しては、RPアーカイブスP70~(元はRP77-8号)の「(新製)まもなく~改造」で示される「後から取り付け」のほうを支持すると考えられます。

紀勢本線特急「あすか」と阪和社型について
 RF17-11号は「特集 気になる特急型気動車」ですが、この中の「高山・紀勢本線の特急列車ものがたり」(P16~)で、特急「くろしお」運転開始にあたっての試運転列車の写真があります(P24)。昭和40年2月16日に金岡駅(直後の3月1日に「堺市」駅に改名)で撮影された「あすか」のサインを付けるキハ80系なのですが、この隣に阪和車型クハ25型が写っています。この車は普通のシル、ヘッダーなので南海の流れをくむクハ25200台です。この車が何番か考えたのですが、阪和車型の写真はHP「DRFC-OB デジタル青信号」で元関西旧国利用者さんが紹介されているほか、HP「記憶の中の鉄道」中「阪和線 社型「クハ25、クモハ20」」にまとまった数が紹介されていました。これらの写真と比較すると、25200,202は前面窓が原型で腰板に大鉄型球形通風器付きで、25200は2位側の昇降ステップ無しで25202は有りです。25201, 203, 204は運転席窓Hゴム支持化で窓の右下に大鉄型球形通風器付きですが、2位側のステップの付き方が異なり、201が一番間延びしていて上の手摺は幕板の中ほど、204は上の手摺はヘッダーのすぐ上、203は詰まっていて3つ全てがシルとヘッダーの間に納まっています。このためRF誌のキハ80型の隣に写っている阪和社型は「クハ25203」と考えられます。
 

DT14・15 補遺

 投稿者:73おやぢ  投稿日:2017年 9月27日(水)19時50分13秒
返信・引用
  みなさん、こんばんは。

原口さん
懐かしい表ですね。さて、車輌史編さん会「モハ63形」に車号一覧があり、「現車確認」できたものは台車の形式と形態が書かれているので、表の空欄をもう少し埋めることが可能です。ただし「現車確認」の根拠(目撃情報か写真か)は不明です。

DT14の可能性があるもの
72220…記載なし。72233…DT14丸穴。72311…DT13。73130…DT13。73147…DT13。

DT15の可能性があるもの
73131…DT15丸穴。73299…記載なし。73349…DT15長穴。73361…DT15丸穴。73367…DT15長穴。

以上ですが、72311については疑義があります。JTB「国鉄特急電車物語」に東神奈川付近を走行中の151系の写真(昭和34年撮影)があり、後方の電留線にいる67900の次位にDT14の72形が見えます。この時点でDT14の可能性のある東神奈川配置車は72311と72318なので、72311と判定しました。では、昭和34年以降にDT13へ振り替えられたのでしょうか。

63改72形の鋼体強化は73500~で終了し、以後は状態不良車の廃車が促進されました。昭和41年には第一陣とでもいうべき廃車があり、鋼体が脆弱な初期製造車および平軸車が対象になっています。引き続き、荷電改造対象外でなおかつ現場に不評の72形DT14車も廃車候補になったようです。73形のDT14車は地方線区転出の財源になり得るが、将来の需給状態を勘案すると72形には余剰が発生するためと考えられます。これが昭和43年6月廃車の72220、72233、72311と思われ、鋼体が比較的しっかりした後期製造車にもかかわらず廃車対象になったことから、未発見の72220がDT14だった可能性が考えられるなど、興味深い事例です。ところが、上記のごとく72311がDT13だったとすると、おかしなことになります。後期製造車、DT13、大型配電盤付きであれば、事故車でもないかぎり廃車にする理由が見当たらないからです。

もし、表に注を入れるとしたら、
72311…DT14長穴。ただし「モハ63形」誌の記載は要検討。
72220…早期廃車の事実からDT14の可能性(個人的には濃厚と言いたい)あり。
あたりが適当なのかもしれません。

71001のDT15の件、興味深く拝見しました。今さら詮無きことですが、71001は保存計画(らしきもの)があり、廃車時に国鉄本社から「解体するな」との指示が出たにもかかわらず、行き違いで解体されたと聞いております。もし、国電初の全金車として大宮鉄博か京都鉄博に保存されていれば、台車に排障器取り付けの痕跡を確認できたかもしれません。
 

南海のFS-1台車とモハ71001のDT15台車の由来

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月27日(水)01時13分54秒
返信・引用
  すぎたまさん、皆さんこんばんは

南海向けのFS-1台車ですが、実は「住友金属の台車」に記述があります。
国鉄向けに10台を納入した後、「昭和25年に南海向けに8台を納入した」との記述があり、国鉄向けとは「ボルト穴が長穴になったこと」「扶桑金属(当時の社名)の社紋を鋳出した」違いが写真とともに紹介されていました。南海のFS-1台車装備車がクハ2812~15のちょうど4台で、南海への台車納入数ともぴったりです。
「住友金属の台車」はRP誌掲載時も読んでいて、DT14の流れが私鉄納入のFS台車として発展していったこと等、後継者が続いていることが当時としては注目点でした。改めて調べてみると、DT14と同時期のDT15は、むしろDT12以来のペンシルバニア台車の流れを汲んでいるそうで、DT16までペンシルバニア系が続いており、DT17,TR48は軸ばね式なのでDT16の流れのように見えますが、むしろDT14の方の系統を接いでおり、その後ウィングばねがDT20から導入され、ウイングばねが長く続くので、DT14の系統が受け継がれているようです。

先日「DT15台車」で紹介した、モハ71001のDT15台車の起源ですが、モハ72318のDT14台車のように、「DT13への交換が確認されたクモハ73052, 283, 337がモハ73改造時に台車を交換した」とすると、改造年月日は

73052 S28.3.16
73283 S28.1.19
73337 S28.7.24

となり、いずれもモハ71001の落成(S27.11.18)よりも後になってしまいます。このため、予備のDT15が存在しない限り、この3両のうちの少なくとも1両はモハ73改造よりも前にDT15をDT13に交換していたことになります。また、モハ71001のDT15は丸穴ですが3両のクモハ73型が装備していたDT15のボルト穴を近い時期の落成車から類推すると

73052: 丸穴(モハ63823と同時電装のモハ63821(後のクモハ73357)が丸穴であることから)
73283: 丸穴(モハ63775と同時電装のモハ63777(後のクモハ73285)が丸穴であることから)
73337: 長穴(モハ63801と同時期電装のモハ63803(後のクモハ73351)が長穴であることから)

と考えられ、一方で後天的にDT15になった車は、クモハ73050が丸穴、クモハ73073が長穴であることから、クモハ73337のDT15台車がクモハ73073に移り、クモハ73052, 283のDT15台車のどちらかがクモハ73050、もう片方がモハ71001へ移ったと考えられます。このうち、クモハ73050,052は「日車支店でクモハ73に改造」という共通点があるので、「クモハ73改造時に日車支店で台車交換が起こった」という可能性は高いと思います。となると、モハ71001の台車の起源はクモハ73283(モハ63775)の可能性が高いと考えられます。
 

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