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「クロハ75」計画の名残など

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月24日(日)23時46分36秒
返信・引用 編集済
  皆さんこんばんは

RP17-11号での注目点など
 RPの72系特集で注目した記述等を紹介したいと思います

「クロハ75型」について
 72系900番台全金試作車の記述で、クハ79902が当初は「クロハ75000」として計画されていたことが紹介(P79, 写真頁P49)されていました。「クロハ75型」はJTBブックス「幻の国鉄車両」で紹介されており、この車がクハ79902に相当するらしいことがこの場で紹介されていましたが、具体的に同定する記述は今回が初めてではないかと思います。また、改造当初は蛍光灯が日立と東芝の2社のものが使われており、これが元は「クロハ75型」の2等室と3等室用として予定されていたのが3等室だけになっても「2社併用」が継続された、いわば「2等合造車の名残」を示すものとして記述されており、この記述も初ではないかと思います。
 なお、これらの全金更新試作車の「量産化改造」は、先頭車については写真頁で個々の先頭車について「晩年」の写真での記述がありますが、「首都圏の72系」の方に具体的な記述がありました。引用すると


改造内容としては
クモハ73900、クハ79902の半埋込式前照灯を屋根上取付式とする
乗務員扉の引き戸式を開戸式とする
前面窓を標準寸法とする
側窓アルミサッシを標準品とする
等の工事であり、これらの工事は昭和36年から41年にかけて実施された
以下に各車の工事施行年月日を示す
クモハ73900:S36.1.10側窓改造、S42.3.8乗務員扉を開戸に改造
クモハ73901:S35.9.2側窓改造
クモハ73902:S42.2.20乗務員扉を開戸に改造
モハ72900:S25.10.26側窓改造
クハ79900:S26.2.16側窓改造、S41.12.3乗務員扉を開戸に改造
クハ79902:S36.3.23側窓改造、S40.1.11正面窓標準化改造、S41.11.21乗務員扉を開戸に改造
クハ79904:S41.5.11側窓改造


とあります。電源関係の記述は無いのですが、標準化工事のどこかの段階(おそらくかなり早い段階)で電気関係も標準化されたと考えられます。

モハ72018について
 モハ72018の写真がP43に掲載されていますが、パンタを右にした(エンド標記書き換え前は右が前位、書き換え後は左が前位)の写真を初めて見ました。また、パンタの無い側の妻面がわかるのも注目で、以前末期のモハ72018を製作した時に、銘板を推測で4枚を長方形に並べたのですが、この写真でも同じ並びであることが確認できます。また、ジャンパ栓納めが「台座付き」であることもわかりました。
 関連して、クモハ73359とともに試作更新(クモハ73001, 233, 387、モハ72024, 233)とは別の、「量産全金更新でありながらシル・ヘッダーがある異端車」であることが初めて記述されたのではないかと思います。

横須賀色のモハ72511について
 P39に横須賀色のモハ72511の写真が紹介されていますが、山スカ、御殿場線、中央西線以外の横須賀色の72系の写真を見たのは初めてです。所属が「東チタ」と書いてあって、熱海での撮影(1963.11.24)なので伊東線の区間運転用のようです。右側に移っている車はモハ32系列の戦前型で、もしかしたらサロハ49型かもしれません。

仙石線アコモ改造車の最終運転について
前納さん
 仙石線アコモ改造車の最終運転ですが、RP85-7号に103系3000番台への改造のための車両回送について記述した章(P81~83)があり、1編成が60-3改正前日まで使われていたという記述があったことを思い出しました(写真は前々日の3月11日撮影のものを掲載)。JR電車編成表1985年版にも記述があり、編成はクハ79601 - モハ72975 - モハ72976 - クハ79608との記載がありました。
 
 

ピクの72系特集

 投稿者:1380  投稿日:2017年 9月24日(日)23時09分10秒
返信・引用 編集済
  私も読ませていただきました。

案の定と言いますか、全般的に、やはり実車の写真と本文との齟齬が相変わらず多いというのが、率直な感想です。

特に、73系の東鉄試作更新車の写真は、今回5両全部出揃っていますので、以前ここで討議されていたように、A工事→モハ72108・モハ72263、B工事→クモハ73096・モハ72098、C工事→モハ72045で一応決着しておいて、次回以降はそのように情報を修正していただくのがベストではないかな、と思いました。

さすがに、サハ78509の「昭和47年5月アコモA改造・昭和48年2月廃車」などというダウトは消滅していましたが。(あるサイトで、3段窓のままだった同車の写真を確認していますので。)

いずれにしましても、72系の誕生から既に60~70年経過していますが、まだまだ解明されていない問題は山ほどありますので、雑誌記事のみに頼らずに、皆様方で研究を繰り広げていきたいと思います。

以上です。
 

DT14,15台車装備の73系:DT14台車装備車の一覧

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月24日(日)00時04分4秒
返信・引用 編集済
  次にDT14台車装備車の一覧です

車号 モハ63時代 台車 観察年月 所属区 備考
72209 63666 DT14丸穴 S44/03以前 蒲田 73おやぢさんより
72220 63654 DT14の記載(首都圏の72系)
72233 63806 DT14の記載(最盛期の国鉄車両2)
72311 63836 DT14長穴 S39以前 東神奈川 73おやぢさんより(20100315)、JTBブックス「国鉄特急電車物語」より
72312 63814 DT14混在 S53/02 長野 クモヤ90801に改造
72313 63826 DT14長穴 S46/03 松戸
72318 63810 DT13 S45/09 東神奈川 モハ72改造時DT13に交換の記載(最盛期の国鉄車両2)

73064 63832 DT13 S41/01,S53/01 明石、沼津
73066 63828 DT14長穴 S44/03以前 中原 73おやぢさんより
73090 63824 DT14長穴 S50/03 広島
73092 63650 DT14丸穴 S46/03 青梅
73094 63816 DT14長穴 S45/10 広島
73098 63838 DT14長穴 S50/04 広島
73108 63802 DT14長穴 S44/03以前 下十条 73おやぢさんより、後にDT13に振替
DT13 S50/02 淀川
73126 63830 DT14長穴 S50/03 東神奈川
73128 63818 DT14長穴 S50/03 広島
73130 63834 「首都圏の72系」には記載なし
73147 63571 DT14の記載(首都圏の72系) 製造時DT14装備車以外の番号
73148 63804 DT14長穴 S50/03 広島
73152 63810 DT14長穴 S46/03 沼津
73158 63822 DT14長穴 S44/03以降 中原 73おやぢさんより
73160 63840 DT14長穴 S43/06 沼津 RP17-11号
73166 63820 DT13 S50/02 東神奈川
73295 63652 DT14丸穴 S44/03以前 下十条 73おやぢさんより、RP03-2号(特集・阪和線)ではDT14(鳳電車区所属)の記載
73313 63808 DT14丸穴 S58/08 広島
73400 63856 DT13 S50/07 沼津 クモハ73902に改造
73401 63855 DT14長穴 S49/03 東神奈川
73402 63858 DT14長穴 S45/11 松戸
73403 63857 DT14長穴 S48/07 淀川

 こちらも今回のRP誌で新発見があり、クモハ73160の台車の形態がP105の写真でDT14の「長穴」らしいことがわかりました。
 また、P39のDT14装備モハ72の記述で、「5両存在」とありますが、先行装備車から2両改造されており、これを加えると7両になります。「1両はDT13への履き替えが確認」の記述がありますが、この車はモハ72318です。残る6両は「首都圏の72系」でDT14装備の記述があり、さらに何両かは写真も確認されています。
 こちらでは、後天的にDT13になった車は72318, 73064, 73108, 73166, 73400(73902)で、昭和30年以前の交換が確定しているのは72318, 73400(73902)、遅いのは73108(昭和44年2月以降)です。後天的にDT14になった車は「首都圏の72系」の記述だけですが、73147があります。また、73130が製造時DT14装備のはずですが、「首都圏の72系」のDT14台車装備車の一覧には入っていません。DT15の方でモハ72307の記述も「首都圏の72系」には入っていなかったことから、この車は確かにDT13に振り替えていたのか、それとも調査から漏れていたのかはわからず、結果的にこの車だけ空白になっています。

「特発」の札について
白い陽さん
 「特発」について、ちょうどP23に写真がありました。写真は総武緩行線の特発列車の津田沼への回送で、三鷹からのモハ72850台3両をクモハ73型3両混ぜた、「6M」の編成が臨時の組成であることを感じさせます。この写真では助士席の下降窓のところに「特発」の札を付けています。

写真の撮影年月日の疑問について
 P27下の御殿場線の73系の写真ですが、撮影が「1973.1.15」となっていますが、先頭車両は明らかにクモハ73064、さらに3両目はモハ72920台なので、これらの車は1973年にはまだ御殿場線に入ってきていません。おそらく西暦と昭和の変換ミスで、「1978.1.15」が正当と考えられます。
 また、P72の原型時代のクモハ73001は撮影が「1966.1.3」になっていますが、この時はすでに全金更新されています。おそらく「1956.1.3」が正当で、キャプションは「モハ73001」となるべきです。
 

DT14,15台車装備の73系:DT15台車装備車の一覧

 投稿者:原口 悟  投稿日:2017年 9月23日(土)23時47分55秒
返信・引用
  皆さんこんばんは

今日まで用務で熊本へ出張しており、RP誌は熊本で購入しました。
 今回のRP誌での一番の驚きは私も、73おやぢさん指摘の「DT15台車を装備したモハ72型(72307)」です。他、DT14,15装備の車についてけっこう記述があったので、以前のこの場でコンパイルした、DT14,15台車装備車の一覧を再掲したいと思います。
 まず、モハ72307の発見が話題になったDT15台車装備車です。

車号 モハ63時代 台車 観察年月 所属区 備考
72307 63781 DT15丸穴 S39/07 下十条 クモニ83011改造時DT13に交換、RP17-11号

73050 63678 DT15丸穴 S38/06 作並 クモハ490-2に改造、製造時DT15装備車以外の番号
73052 63823 DT13 S50/05 淀川
73073 63632 DT15長穴 S45/08 淀川 製造時DT15装備車以外の番号
73123 63791 DT15長穴 S46/03 沼津
73131 63783 DT15の記載(首都圏の72系)
73191 63773 DT15丸穴 S50/09 中原
73193 63787 DT15長穴 S46/03 沼津
73197 63789 DT15長穴 S50/09 中原
73199 63797 DT15長穴 S50/02 津田沼
73205 63779 DT15丸穴 S50/02 明石
73207 63793 DT15長穴 S50/11 豊田 全金更新車
73273 63771 DT15丸穴 S50/09 中原
73283 63775 DT13 S44/03以前 下十条 73おやぢさんより
73285 63777 DT15丸穴 S50/05 明石
73299 63817 DT15長穴? S47/11 富山
73303 63839 DT15丸穴 S50/04 陸前原ノ町
73305 63833 DT15丸穴 S50/07 富山
73319 63809 DT15長穴 S50/04 陸前原ノ町
73321 63799 DT15長穴 S50/06 陸前原ノ町
73323 63807 DT15長穴 S50/06 陸前原ノ町
73325 63795 DT15長穴 S50/11 弁天橋
73331 63825 DT15丸穴 S50/04 陸前原ノ町
73337 63801 DT13 S47/02 浦和
73349 63805 DT15の記載(首都圏の72系)
73351 63803 DT15長穴 S50/12 品川
73355 63815 DT15長穴 S44/08 富山
73357 63821 DT15丸穴 S44/08 富山
73361 63835 DT15穴不明 S47/11 富山
73363 63813 DT15長穴 S49/09 富山
73365 63829 DT15長穴 S44/03以前 下十条 73おやぢさんより
73367 63819 DT15の記載(首都圏の72系)
73369 63837 DT15丸穴 S50/04 淀川
73371 63831 DT15長穴 S44/03以降 下十条 73おやぢさんより
73373 63785 DT15長穴 S48/11 東神奈川
73377 63827 DT15丸穴 S50/04 明石
73383 63811 DT15長穴 S50/03 広島

 P70のDT14, 15台車装備車の表や、写真頁の記述は、「新製時に装備していた車の番号」で管理されているため、後天的にDT14,15になった車が漏れています。また、DT14については、昭和22年度に先行してモハ63450, 652, 654, 666に装備されており、これが漏れています。
 モハ72307は、元番号からはDT15装備が推測されたものの、早期にクモニ83011に改造されているため、写真による確認は絶望視されていたことと、後のクモニ83023,024を富士重工で改造した際に「台車がDT13でない」という理由で改造種車を交換した実例があるため、DT15装備だと改造種車から外された可能性を予想していたので、「DT15を装備している証拠写真の発見」は驚きでした。また、モハ72307のDT15確定により、製造時DT15装備の車のその後が「首都圏の72系」の記述(P52)のみのものを含め、全車が確定したことになります。3両(73052, 73283, 73337)が割と早い段階でDT13に振替え、代りに73050, 73073が後からDT15へ振り替えています。このため、余剰のDT15が1両分発生するのですが、これが「モハ71001」製造に使われたと考えられます。このため、DT13になった3両のモハ73型のうち、少なくとも1両は昭和27年には振り替えられたと考えられます。
 

お礼

 投稿者:白い陽  投稿日:2017年 9月23日(土)00時59分14秒
返信・引用
  73おやぢさん

79332について、ありがとうございます。どこかで特発の札を提げた79332の写真を見覚えあらのですが、変わりない写真だったので記憶にないこと、キャプション以外に番号を確かめる術がないこと…などから断定を避けておりました。

さて、長年のうちに時代も変化してきて、今や塗り屋根の塗料を変更するにも届け出が必要な細かい時代、今の尺度で昔の改造や運用などを想像すると考えられないような事も多々あると思います。
想像を巡らせて得た推論があまりにもあり得ない方向へいってしまうこともありますし、是非今後とも迷える子羊に道標をお願いします!
 

79332

 投稿者:73おやぢ  投稿日:2017年 9月22日(金)12時29分53秒
返信・引用
  みなさん、こんにちは。

白い陽さん
79334は芝生さんの画像にもあります。さて問題の79332ですが、京浜東北時代(1950年代)の古写真を骨董屋から入手しており、当該の部分はHゴム支持に間違いありません。木枠はメーカーに関係なく、後天的変化でした。

落ち着いて考えるに、鉄道趣味の隆盛期であった1960~70年代は蒸気機関車全盛で、人気のない72系に関する記録はほとんどなく、積極的に見聞した人が少ないことや高齢化(南武や横浜線の72系最終を高校生で見た人は50歳代、京浜や常磐だと60歳代)などの点を考えると、今後はこの種の解説はむずかしくなってゆくのかもしれません。
「だったら、現物をナマで見たジイさんがしゃべれよ」との声が聞こえそうなので、このあたりで引っ込みますが。
 

62系など

 投稿者:前納浩一  投稿日:2017年 9月22日(金)01時09分56秒
返信・引用
  みなさん、こんばんは。私もピクで気づいた点を少々。

30頁の62系が、昭和56年の115系投入まで使用されたとありますが、これは「59-2改正」が正しいです。

また、同じ30頁に72系アコモ車に関する記述があり、かなりの点で、89・90頁および93~96頁と食い違っていますが、基本的に後者の記述があっています。

なお、90頁に、クハ79形600番代の種車がクハ79形300番代とありますが、1両は920番代(クハ79949)です。したがって、それに続く「改造前と同様に片わたりで」というのはクハ79949を改造したクハ79609には当てはまらないです。

それと、8頁にアコモ車が「1984(昭和59)年まで運用」とありますが、60-3改正での引退で、改正直前の3月12日に走行しているのを知人が目撃しています。ほかの箇所では「1984(昭和59)年度まで運用」と記述しているところもあり、こちらの表現が正しいです。

110頁上の写真は武蔵白石駅ではなくて浅野駅です。
 

72系

 投稿者:クモハ73503  投稿日:2017年 9月22日(金)00時30分4秒
返信・引用
  白い陽さん

じっくり読んでいるとあとからあとから色々と出てきますね。


72系の記事からははずれますが127頁に元秩父800系というか小田急1800系が個人所有ですが1両丸々の状態で保存されているようですね。
63系の保存車と言えば名古屋のリニア鉄道館のクモヤ90改造の63と片上鉄道の吉が原の元可部線の73383の先頭部分だけだと思っていたのですが
小田急風にアレンジされているとはいえ1両丸々の姿で63が残っていたとは驚きました。
72系特集号の冊子の中に1800系の記事が掲載されていたのは偶然にしても出来過ぎだなと思わず嬉しくなってしまいました。
 

79334

 投稿者:白い陽  投稿日:2017年 9月21日(木)23時54分22秒
返信・引用
  連投失礼します。

RP47頁で、79332と79334は製造所由来で前面開閉窓部分が木枠…との記載がありますが、26頁には新製間もない頃の79334の写真が掲載されており、28年型の他車同様、開閉窓はHゴムになっていますね(^^;;
 

RP

 投稿者:白い陽  投稿日:2017年 9月21日(木)23時43分37秒
返信・引用
  こんばんは。

RP72特集号、2頁の京浜東北線の73形と中央線の101系が並ぶ写真、状況から見て73259だと思うのですが、やはり関東在籍時代には運転席用の通風口が一般的な平板状のものに改められていたのですね。

何か発見があればまとめて記入したいのですが、だいたい何か抜ける結末になるので、気付きがあればその都度書き込みするかと思いますが、どうかご了承をお願いします。
 

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